TOEICを受けてみました

TOEIC

日本では年間約250万人も受験する比較的人気?のTOEICですが、みなさんいろいろな目的で受験していると思います。

私も昨年オーストラリアから完全に帰国した時に、TOEICで自分の点数はどれくらいなんだろう?と思い受験してみました。TOEICは、英語力の全く無かった遠い昔に一度だけ受験したことがあります。当時のスコアを思い出せないのですが、600点台前半だったと思います。

IELTS

英語の試験としては他に、オーストラリアでの学校入学とビザのために必要だったIELTSを2回受験しました。リスニングとリーディングのみ、全問マークシートのTOEIC(L&R)とは違い、ライティングとスピーキングが加わったすべて手書きの試験です。特にIELTSに特化した勉強はしませんでしたが、参考書は1冊買いました。それぞれ1回で必要なスコアを取ることができました。よかったですw。

ちなみにIELTSの受験料は非常に高く、TOEICの4倍ほどします。IELTSは手書きのテストなので採点者の人件費が高いんでしょうね。そういう意味ではTOEICは気軽に受験できる試験と言えますよね。IELTSなんて4回受験したら10万オーバーですから。。。

受験に向けて

で、今回ですが、テスト対策をすると受験目的が変わってくるので試験に向けた勉強はしたくなかったのですが、時間が全然足りないと聞いたので、テストの形式にだけは慣れておこうと2016年以降の新形式に対応した問題集を借りて模試を2つやりました。いや、結構盛り沢山な内容でした。リーディング最後の長文がこれでもかというくらいあって驚きました。文章は全部読んでじっくり考えたいタイプの人間なので大変でした。

あと、金のフレーズというTOIECに特化した有名な単語帳も貸してもらえたので、どんな例文があるんだろうと目を通してみました。ビジネス寄りの例文が多かったです。この単語帳を使って単語を覚えることはしませんでしたが、著者による「TOEICの世界では…」という解説はかなり笑えました。

受験の印象

で、受験してみました。会場は比較的近くの大学。自分の座席を探して見ると、だだっ広い教室の一番後ろの端だったのでリスニングの音声がちゃんと聞こえるか心配でしたが、音声はまあまあ聞き取りやすかったです。でもやっぱりスピーカーの目の前の座席はちょっと有利な気がしますw。受験人数が多いから仕方ないのかもしれませんが、もう少し小さな教室の方がいいような気もします。ちなみにオーストラリアでのIETLSの試験会場はかなり小さな会場でよかったですよ。

リーディングはやはり長文が多かったですね。ページをめくってもめくっても現れる長文たちw。。。試験終了の数分前にすべての回答が終わりましたが、時間配分は大切だなと感じましたね。

あと書き込みができないというのはやりにくいですよね。リーディングならアンダーラインを引いたり、キーワードを囲んだりしたいですし、リスニングならキーワードを書き留めたいですよね。すべてを記憶に頼るのは結構集中力が要りますよね?IETLSでは問題用紙への書き込み(メモ)が認められているので、この点には違和感を感じました。練習問題をする段階でも何も書かずにするのがいいと思います。

結果は?

今回のスコアですが、930(L465、R465)でした。手応え的には950くらいかなと期待したのですが、やや低かったです。ま、その日のコンディションで±20は簡単に変動するみたいですが。なので何回か受ければ950も取れると思います。でも受けませんw。興味が無いので。スコア900-990は英語圏の国で仕事をする最低水準と言われています。TOEICで計れる英語力の上限は限られていると言われる理由ですね。TOEICで900オーバーの人は、別の方法で実践的な英語力を伸ばしていく必要があるでしょう。

TOEICで英語力は計れるの?

TOEICはビジネスに特化した情報処理能力の速さが要求される英語のテストです。英語力があれば高得点は取れると思いますが、そこまで英語力がなくても、英語の基礎ができていればテスト対策をすることによって内容を予想したり、TOEIC用のテクニックで時間が生まれたりするのでスコアは伸びると思います。

例えば、ローカルの事情を知っていると英語が理解しやすくなるということがあります。例えば会話の中であるサバーブの名前が出てきた時に、その地区が富裕層の住む閑静な住宅街ということを知っているだけで、ある程度会話の内容が予測できたりします。あるいはその国の法律やさまざまさ事情を知っていることも、リスニングやリーディング面でかなり理解を助けると思います。

先ほど述べたようにTOEICには独特の世界観があるようですので、その世界観を知っておくなら結構有利な気がします。TOEICの世界にはブラック企業は存在しない、などと存在しないものがたくさんあるようです。 喫煙者、重病患者、アルコールなど。。。あと飛行機はよく遅れ、配送ミス、コピー機の故障も日常茶飯事、さまざまなトラブルが発生しますが、生死にかかわる問題は絶対に発生しないなど。コピー機の故障なら原因は紙詰まりらしいですよw。

まとめ

TOEICのスコアと英語力にはギャップがあると思います。つまり、TOEICのスコアだけでその人の英語力を図るのは難しいです。TOEICで高得点を取ることが英語学習を続けていく上での励みとなるのであればそれはとても良いことだと思いますが、高得点をを取るための勉強をするのではなく、英語力を伸ばした結果、TOEICで高得点が取れるというのが理想的かつ実際的なのではないかと思います。そしてそのスコアが1つの通過点になればいいですね。