オーストラリアと日本の働き方の違い Part 1

カルチャー

何を隠そう、英語系?YouTuber、バイリンガールちかさんの動画をみた感想ですw。そうです、みんなの大好きなちかさんの動画です。チャンネルの概要を見ると、ちかさんは小学校1年から大学卒業まで16年間シアトルに住んでいたそうで、6歳から22歳までということになりますね。

すごく親しみの湧く、とっても素敵なちかさんですが、ノマド生活第一弾としてメルボルンを選ばれたことも自分にとって親しみが湧いた1つの理由だと思います。メルボルン編の動画に出てくる町並みも懐かしく感じましたが、メルボルンで活躍するラテアートチャンピオンのShinさんや、メルボルンのシティでストリート・パフォーマンス(英語ではbuskingといいます)をしていたGordoさんなど知っている人がでてきたりして嬉しかったです。Gordoさんはバケツをドラムにして叩いていましたけど、何でもできる方なんですね。日本語もとても上手でびっくりしました。オーストラリアにはほんとに何でもできるマルチタレントな方、とても多いです。

ちなみに他の都市も大体そうだと思いますが、ストリート・パフォーマンスって許可がいるんですが、メルボルンではオーディションがあったと記憶しています。市の職員の前でパフォーマンスをして、本当にすばらしいパフォーマンスができる人だけに許可が出る。やはりパフォーマーも街の一部という考え方なんでしょうか。素晴らしいと思います。

それと、ちかさんに親しみが湧くもう1つの理由は、ちかさんがわたしの友人を思い出させるからでもあります。その友人はオーストラリア生まれの日本人なんですが、二人の共通点はすばり2つの文化のいいとこ取りをしているというところだと思います。

2つの文化のいいとこ取りというのは簡単そうで実は意外と難しいのではないかと思います。例えば日本が嫌になって海外に移住すると、日本のことをを否定したり、海外で同じ日本人に会うとなぜか優しくできなくなってしまうかもしれないですよね。

ちかさんの動画を見ていると、やはりアメリカで育っただけあってアメリカ人っぽいなって思うところと、日本的な細やかさなど日本人っぽいなと思うところがあります。人の脳というのは周りにあるものを何でも吸収してしまうので、例えば日本に長く住んでいる外国人がどんどん日本人っぽくなっていくように、わたしたち日本人も海外に長く住むと、どんどんその国の人のようになっていくという影響はあると思います。

そしてバイリンガールだけあって、両方の言語を非常に高いレベルで維持されているのも本当に尊敬します。両方の文化・言語を愛しているからこそできることなのかなと感じます。

文化とは色なのかもしれない

わたしは数年前から文化というものは色とすごく似ていると思っているのですが、その国に住めば住むほどわたしたちの脳はその国の色を吸収していくのだと思います。だから、自分が生まれ育った国を離れ別の国に移住すると、その国の色を吸収し別の色が混じっていく。自分の中のイメージとしては、単一文化の国は原色、多文化の国はパステルカラー。1つの国でも地域の文化があり、家族の文化があるので、一人ひとりが持つ色は微妙に違ってくる。1つの場所に長くいればいるほどその色はどんどん濃くなっていく。そんなイメージを持っています。

ちかさんでいうと、彼女が持つ2つの文化の色がすごくいい感じに混じり合っていて、すごくいい色を出しているんですね。(そしてこんな人はなかなかいません。)なぜこんなことができるかというと、彼女の天真爛漫な性格もあると思いますが、やはりアメリカと日本の両方の文化を愛しているからなんだと思います。両方の文化にいいところがあることを認めてそれを自分のものにしている。そしてオーストラリアのメルボルンやマレーシアのクアラ・ルンプールに住むことによってまた新たな色が加わっていく。そしてそれぞれの文化やそこに住む人を愛し、新たな色を加えて、また魅力的な色が出来上がるのだと思います。ちかさん、人が好きなんでしょうね。大切なことだと思います。

どんな文化にもいいところもあれば悪いところもあるということを認めた上で、その文化の良いところを愛し吸収できるとすればそれは素晴らしいことだと思います。生まれ育った国の文化という色は抜くことはできないのかもしれません。どれほど長く海外に住んだとしても、日本人としての文化はわたしたちの最初の色としてわたしたちの中に宿っているものなんだと思います。なので最初の色がある限り、2色目が追加されてもその色になることはできません。その色に限りなく近づくことはできるかもしれませんが。このことを理解した時、自分は自分の色でいいんだと思えるようになりました。

そして、そんな風に思えた時に、人は一人ひとり固有の色を持っているんだと思えるようになりました。そしてその一人ひとりが持つひとつひとつの色が美しいと思えるなら、それはとても幸せなことだと思います。世間には10億色以上の色を表示できるモニターがあるようですが、世界には77億色以上の色があることになります。どんな人にも素晴らしいところがあるということを認めて、そこにフォーカスするなら、自分の周りにはそんな美しい色を持つ人たちが集まってくるのだと思います。

最後に

動画の話にたどりつけませんでしたので、次回動画の感想を書きますw。